第112回 信頼性工学部門委員会議事録

日時: 平成18年4月21日(金)11:15〜17:00
場所: 豊田工業大学 1号棟3階 本館ホール 〒468-8511 名古屋市天白区久方2-12-1 
出席者:酒井達雄委員長,浅山 泰,上野 明,岡部永年,菊川 眞,鈴木章彦,竹内 昭,高田毅士,田中泰明,堤 三佳,寺前哲夫,成清辰生,花木 聡,藤井淳司,藤山一成,三田誠一,森田 聡,の各氏.計17名

委員会議事:
1.前回議事録承認の件
 堤委員より前回の主な記載事項についての紹介があり,各事項を確認の上,承認した.

2.会誌・特集号および連載講座単行本出版の件
 会誌「材料」に平成19年1月で予定している信頼性特集号について,11編の投稿があったとの旨,合田公一委員(資料提出)と田中泰明委員からの報告があった.
 平成19年度からの掲載予定で企画している本部門委員会の会誌連載講座について,合田公一委員と藤山一成委員から資料提出があり,正式な主題目を「リスクベース工学の新展開」とすることと,連載5回分の副題目と執筆者の構成が報告された.
 過去掲載分の連載講座を単行本化する企画について,本の正式題名を「産業界における信頼性工学の応用」と決定した.また,担当の河本洋委員と藤山一成委員から資料提出により今後の目標スケジュールが示された.

3.第55期総会併設行事の件
 5月に開催の第55期総会の併設行事について,本部門委員会から予定している下記フォーラムとオーガナイズドセッションのプログラムが配布され,準備状況が報告された.

  フォーラム「航空機の設計開発と保守・管理」
   コーディネータ:中易秀敏,小木曽望
  オーガナイズドセッション「材料および構造物の安全性・信頼性」
   オーガナイザ:高田毅士,倉敷哲生,堤 三佳

4.第22回材料・構造信頼性シンポジウムの件
 本年12月に第22回材料・構造信頼性シンポジウムを開催することとし,以下の要領で詳細は今後さらに審議することとした.

  開催日:平成18年12月5日(火),6日(水)
  会場:東京大学山上会館(東京)
  開催内容:国際セッションの併設(国内2件,海外2件,程度)

5.金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会の件
 本部門委員会と疲労部門委員会の共同による「金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会」について,主査の酒井達雄委員長から3月に開催された第7回ワーキンググループの議事録が報告された.主な議事内容は,@経過報告,A本学会標準文書の英文版原稿の推敲について,B本学会標準(英文版)添付の解析ソフト改良の件,Cソフトウェア改訂版による解析結果について,D解析結果の学会発表について,E本学会標準の広報について,の6項目であった.

6.研究分科会の件
 軽量航空機信頼性分科会について参画者名簿と2月に開催された第1回分科会の議事録が,酒井達雄委員長と中易秀敏副委員長および小木曽望委員からの資料で報告された.主な報告内容は,@構成員紹介,A軽量航空機開発コンソシアムの全体計画,B分科会の具体的課題と今後の全体計画,C経緯説明と設計に関する講演について,D試作機体の説明,の5項目であった.

7.出前講義等の件
 本学会企画事業委員会より各部門委員会に出前講義可能な講習会案の調査依頼があり,本部門委員会からは「材料の確率疲労特性と機器・部品の疲労信頼性設計」と題した案で回答したとの旨,酒井達雄委員長から報告があった.

8.次回委員会開催計画の件
 本部門委員会の今後の主要な活動について以下のように確認・計画した.


 2006年度幹事会
  開催日:2006年8月22日(火),開催地:日本材料学会(京都)
  担当:堤 三佳

 第113回定例委員会
  開催日:2006年9月27(水),開催地:関西電力中之島プラザ(大阪)
  担当:中易秀敏,小木曽望,倉敷哲生,花木 聡,森田 聡
  研究討論会テーマ:関西電力関連,軽量航空機開発関連

 第22回材料・構造信頼性シンポジウム
  開催日:平成17年12月5日(火),6日(水)
  会場:東京大学山上会館(東京)
  担当:高田毅士(会場),堤 三佳

 第114回定例委員会
  開催日:2006年12月21(木),開催地:関東
  担当:未定  研究討論会テーマ:未定

9.その他
1)平成17年度事業報告・平成18年度事業計画および平成17年度収支決算・平成18年度収支予算が報告された.
2)高田毅士副委員長から2007年7月に開催予定のICASP10への参加が呼びかけられた.
3)委員の所属変更
   河本 洋 委員(新所属:文部科学省科学技術政策研究所科学技術動向研究センター)


研究討論会:「ライフライン,情報伝送,制御技術における信頼性問題」
 1.外乱抑制技術について -制御理論の立場から-
     豊田工業大学     成清辰生 氏

 2.誤り訂正符号の仕組みとその開発経過
     豊田工業大学     三田誠一 氏

 3.電力システムの信頼性
     中部電力(株)    竹内 昭 氏


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