第113回 信頼性工学部門委員会議事録

日時: 平成18年9月27日(水)10:30〜17:10
場所: 関西電力(株) 本店 5階会議室(議事・見学会) 〒530-8270 大阪市北区中之島3-6-16
 関西電力(株) 中之島プラザ 11階会議室(研究討論会) 〒530-0005 大阪市北区中之島6-2-39
出席者:酒井達雄委員長,伊原千秋,岡部永年,岡田憲司,河本 洋,菊川 眞,倉敷哲生,神木常喜,沢井達明(代:今井達也),塩田智紀,田中泰明,堤 三佳,寺前哲夫,友田俊之,中易秀敏,藤井淳司,藤岡照高,藤山一成,藤原源吉,文田成俊,森田 聡,弥富政享,山本規雄(代:岡本和之),の各氏.計23名

委員会議事:
1.前回議事録確認の件
 酒井委員長より前回議事録の主な記載事項についての紹介があり,各事項を確認の上,承認した.

2.幹事会報告の件
 さる8月22日に京都市で開催された本部門委員会幹事会について議事録の確認を行った.主要な事項は,@幹事会・役員構成の件,A連載講座の単行本出版の件,B第56期通常総会併設行事の件,C第22回材料・構造信頼性シンポジウムの開催要領の件,D金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会の件,EJCOSSAR2007の件,F軽量航空機信頼性分科会の件,G委員会の年間計画について,の8項目であった.なお,上記の@については,熊本大学・坂本英俊教授に本部門委員会委員委嘱と幹事に加わっていただくことをご本人に打診することになった.

3.会誌・特集号および連載講座単行本出版の件
 会誌「材料」に2007年1月で予定している信頼性特集号の編集状況について,最終投稿8編のうち2編掲載可,2編掲載不可,4編審査・著者訂正中との旨,田中泰明委員から報告があった.
 連載講座の単行本化企画について,担当代表の河本洋委員から編集状況が報告された.主な事項として,@担当編集者の役割分担,A執筆担当者との連絡状況,B養賢堂からの出版,および,C2007年7月の出版目標,が説明された.

4.第56期総会併設行事の件
 次期第56期総会の併設行事について本部門委員会からはフォーラムとオーガナイズドセッションを企画することとし,下記のテーマおよび担当者で臨むこととした.なお,フォーラムは生体・医療材料部門委員会との合同企画であり,先方からも2名の担当者を加えて調整を行うこととした.

  フォーラム「生体材料・医療機器開発の現状と今後の展望(仮)」
   オーガナイザ:持尾隆士,合田公一,生体・医療材料部門委員会より2名
  オーガナイズドセッション「材料・機械・土木・建築分野での安全性と信頼性(仮)」
   オーガナイザ:倉敷哲生,白木 渡,高田毅士

5.第22回材料・構造信頼性シンポジウムの件
 本年12月5,6日に開催予定の第22回材料・構造信頼性シンポジウムの編成について,受付担当の堤委員から講演申込状況が報告され,プログラム案が示された.また,開催日1日目午後予定の国際セッションでの招待講演者と交渉を担当されている中易副委員長から準備状況が報告された.

6.金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会の件
 本部門委員会と疲労部門委員会の共同による「金属材料疲労信頼性評価標準【S-N曲線回帰法】」の英語版 ”Standard Evaluation Method of Fatigue Reliability for Metallic Materials”について,主査の酒井委員長から出版・販売計画が説明された.

7.軽量航空機信頼性分科会の件
 本部門委員会より発足した軽量航空機信頼性分科会について,疲労部門委員会および材料強度確率モデル研究会との協力体制をとることとなり,疲労部門委員会で新たに「軽量航空機疲労設計分科会」が発足したとの旨,酒井委員長より報告された.これに伴い,本年7月に開催された3者合同研究会の議事録が報告されるとともに,立命館大学での試作機製作状況が説明された.

8.その他

1)2007年6月に開催予定の「第6回構造物の安全性・信頼性に関する国内シンポジウム(JCOSSAR2007)」について,日本材料学会からは以下のOSを企画することとなり,講演募集の広報活動に努めることが確認された.
  1.「材料および機械構造物の安全性・信頼性」
     オーガナイザー:田中泰明,倉敷哲生,堤 三佳,中易秀敏
  2.「疲労信頼性設計とデータベース」
     オーガナイザー:菅田 淳,西川 出,上野 明,酒井達雄


研究討論会:「リスク評価・解析における信頼性問題」
 1.火力発電設備のリスク評価に基づく保全基準の策定について
     関西電力(株)火力事業本部 火力エンジニアリングセンター 設計基準グループ 課長 神木常喜 氏

 2.信頼性工学からリスク工学へ −統合的リスク解析に向けて−
     京都大学 大学院 情報学研究科 複雑系科学専攻 田中泰明 委員


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