第119回 信頼性工学部門委員会議事録

日時:平成20年9月18日(木)13:30〜17:00
場所:兵庫県立大学神戸キャンパス 本部 中会議室 〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1丁目3-3 神戸ハーバーランドセンタービル21階
出席者:酒井達雄委員長,伊原千秋,岡田憲司,河本 洋,小木曽望,境田彰芳,関原 傑,田中泰明,堤 三佳,中川雅央,中易秀敏,花木 聡,平野裕亮,向山和孝,森田 聡,の各氏.計15名

委員会議事:
1.前回議事録確認の件
 酒井委員長より前回議事録の主な記載事項について説明があり,各事項を確認の上,承認した.

2.幹事会報告の件
 本年8月25日に日本材料学会で開催された本部門委員会幹事会について議事録の確認を行った.主要な事項は,@幹事会・役員構成の件,A委員会の今後の運営方針と年間計画の件,B会誌特集号の件,C連載講座の単行本出版の件,D第58期通常総会併設行事の件,E第23回信頼性シンポジウムの開催準備の件,F金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会の件,G軽量航空機信頼性分科会の件,H繰越金の取扱いについて,I部門賞の増設について,J委員長交代の件,の11項目であった. このうちJ委員長交代の件については,58期通常総会での併設行事フォーラムまでを酒井現委員長の任期として,以後の交代を審議することとした.

3.会誌連載講座単行本出版の件
 連載講座の単行本化企画について,編集担当の河本委員から出版作業が最終段階に入り,本学会出版委員会での承認を経て間もなく刊行される予定との報告があった.また,刊行時に全著者へ献本してはとの提案もあり,出版社からの無料提供分に加え不足分を委員会経費で購入して各著者へ進呈することとした.

4.第58期通常総会併設行事の件
 次期第58期総会の併設行事について本部門委員会からはフォーラムとオーガナイズドセッションを企画することとし,下記のテーマと担当者が決められた.

  フォーラム「低炭素社会構築とクリーンエネルギーへの期待」
     担当:中易秀敏,河本 洋,酒井達雄
  オーガナイズドセッション「材料・機械・構造物の安全性と信頼性」
     担当:白木 渡,堤 三佳,松村 隆

5.第23回信頼性シンポジウム開催の件
 本年12月開催の第23回信頼性シンポジウムについて受付業務担当の堤委員からから講演申込状況が報告され,プログラム案が示された.また,酒井委員長と中易副委員長から国際ワークショップ招待講演者との連絡状況等が報告された.
 なお,今回の講演募集にあたり,副題を設けたことが応募者に間口を狭めた印象を与えるとの意見が寄せられたため,次回以降では慎重に検討することとした.

6.金属材料疲労信頼性評価・設計法検討委員会の件
 本部門委員会と疲労部門委員会の共同による「金属材料疲労信頼性評価標準【S-N曲線回帰法】」の英語版 ”Standard Evaluation Method of Fatigue Reliability for Metallic Materials”について,主査の酒井達雄委員長から添付ソフトウェアの調整作業中との旨,活動内容が報告された.

7.軽量航空機信頼性分科会の件
 軽量航空機信頼性分科会について,主査の中易副委員長から本年6月に関係組織と開催した第7回合同研究会での議事が報告された.

8.その他
1)本部門委員会の内規について一部の追加と修正を承認した.内容は,@委員会費条項の新設,A委員条項から永年委員部分を分離しての条項新設と追加修正,B表彰規定の新設,の3点.
2)本学会の新公益法人への移行に伴い,疲労部門と本部門の合同企画に関する会計繰越金の運用が求められることとなり,検討ワーキンググループから本繰越金を,@新設の運営組織への移管,Aデータ集Web公開システムの開発,B各部門委員会会計への入金,で分配する提案を受けて,これを承認した.


研究討論会:
 1.SLSV法を用いた信頼性に基づくトポロジー最適設計について
    大阪府立大学大学院工学研究科航空宇宙工学分野          小木曽 望 委員

 2.欧州における疲労寿命回帰モデルの現状
    兵庫県立大学大学院工学研究科機械系工学専攻           花木 聡 委員


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